2023年09月13日

日曜美術館scribble0910

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日曜美術館、9月10日はレンブラントの夜警についてでした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/YMWX4R4PZ4/
8K高詳細、凄いですね。司会の小野さんの手が泳いでしまう程見えてしまうんですね。絵画の原画の価値は「例えばコレクターが絵を買う時、総額の1/3は絵肌の味わいに、1/3は色彩の魅力に支払うと言っていい」(※世界絵画大賞展 佐々木豊先生の審査員講評より抜粋https://www.sekaido.co.jp/taishoten/19th/shinsa/)と言われることもあるように、その原画の組成によって決まるのかなと思いました。ただし原画至上主義には疑問を呈します。
デジタル上の視覚芸術は、画面を映し出すモニターという媒体で絵肌が統一されます。モニターを製造した会社の商品の仕様です。出力された画像もプリンター等の機能による絵肌に統一されます。それでも価値はピンキリです。また、例えば日本の浮世絵の作品に於いて、版画を同じ作者の肉筆画より好む人もいます。見る側が何を見たくて何を感じたいかが大事です。門外不出のレンブラント作品を楽しむ方法としての8K、ありだなぁと思いました。
ちなみにわたしは、キャンバスか板か、とか反射がマチエールが環境が額縁が匂いがクラックが…、と実際に見て思う絵肌・色彩派です。絵の厚さが気になってつい横から見てしまいますw。
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日曜美術館scribble0903

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日曜美術館 9月3日は中谷芙二子さんの特集でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/5P6PNY74L3/
お父さんが雪の研究家、娘さんが霧の芸術家。すてきなバトンのつながり方だなと思いました。自身の作品や活動について「アートを作ってるとは思ってないけど、アートの役割は果たしている」と仰っており、考えさせられました。「アートだから〇〇の役割を果たしている」ではなく「〇〇な役割を果たしたこの事象はアートでありうる」。ならば神羅万象がアートになる可能性をはらんでいるなあと。また、自身のある発表について「dedicationですね。アートではないですね。」とも仰っており、中谷芙二子さんのアートの定義について興味をもちました。
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2023年08月27日

日曜美術館 scribble0827

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8月最後の日曜美術館は、八島太郎という絵本画家の特集でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/blog/bl/p70PrXddo7/bp/ppZG7zb2xe/
本名を岩松惇。鹿児島県出身で、アメリカに渡り絵本で成功した人だそうです。「からすたろう」という絵本を、いつか図書室でみたことがあるなと思いました。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/85W77KNLQN/
勝ち組小学生時代。故郷大好き。戦争は嫌。絵が得意で芸大へ。漫画で反戦運動。単位取れなくて、大学職員殴って※除名。
※ウィキペディアhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%B3%B6%E5%A4%AA%E9%83%8E
岳父の援助で1939年に一家渡米(その年の9月に第2次世界大戦勃発)。CIAの前身の組織に雇われ、1945年の9月にアメリカ軍の制服を着て一時帰国。1962年に故郷に帰るも、スパイと呼ばれていると知ってショックを受けて…。て、えっ?でも、ならなぜ渡米?
人生においてやっていることと思ってることが食い違っているというか…。違和感を覚えます。
また、「小さく弱きものを慈しむ」らしいけど、気に入らないことは暴力で片づけようとする性格だったエピソードもありました。?なぜこの人をこのタイミングでとりあげたのかしらん。
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2023年08月23日

日曜美術館 scribble0820

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日曜美術館、今回は「アートする身体」でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/P1WWLPXY1P/
司会の小野さんが阿修羅かオクタビアスかという姿になって楽しそうなのが印象的でした。
JR貨物が義肢と関係している…鉄道弘済会を初めて知りました。
https://www.kousaikai.or.jp/support/outline_top/
アート、デザイン、身体、日常生活を同一線上に並べる、番組のフラットな視点を感じました。
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美術の窓 2023 9月号

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美術の窓 生活の友社
https://www.tomosha.com/mado/
日本で見られる展覧会など、美術関連情報を毎回丁寧に紹介してくれる専門誌です。公募展便りというコーナーでは、近々で開かれた公募展のレポートが読めます。2023年9月号では
第19回世界絵画大賞展
https://www.sekaido.co.jp/taishoten/
も紹介され、拙作[Helix No.3](P327)を講評して頂きました。ありがとうございます。淡々とがんばります。
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2023年08月13日

日曜美術館 scribble0813

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NHK日曜美術館「ウクライナ 子供たちの1000枚の絵 〜北海道・巨大じゃがいもアート館〜」先週は野球でお休み、今週は去年8月14日に放送された番組の再放送でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/G9ZVR7JV4K/
毎回、初めてみたような気分にさせられます。
浅野修さんの「ロシアの子供は殺されていない」という言葉が印象に残りました。ウクライナの子供のことは報道されるけれど、ロシアの子供のことは報道されていないと思いました。
タフに生き延びて賢い人間になるであろう、現在子供の人達が減ることはとても残念です。
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Happy LeftHanders Day

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What do you say?
左利きの日だそうです。
例のレードルで
身体もひねりながら裏拳で注ぐのと、
右手で不慣れに注ぐのと、どちらが効率的に
給食当番できるか考えてたあの日が懐かしい。


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2023年07月31日

日曜美術館 scribble0730

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NHK日曜美術館 今日は甲斐荘楠音という大正時代の日本画家を紹介する回でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/K9W29JWV2G/
「ぼっけえ きょうてえ」の人だ!と気が付きました。怪奇小説の表紙画で強烈な印象の絵。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BC%E3%81%A3%E3%81%91%E3%81%88%E3%80%81%E3%81%8D%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%A6%E3%81%88
美術家の森村泰昌さんをゲストに、東京ステーションギャラリーhttps://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.aspで8/27まで開催されている、甲斐荘楠音(かいのしょうただおと)展を紐解いていました。
森村さんは絵画の登場人物になりきる人です。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E6%9D%91%E6%B3%B0%E6%98%8C
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ステーションギャラリーの階段。
楠音さんは土田麦僊の拒否エピソード(穢い絵は会場を穢くするからあれは遠慮してください)後、徐々に映画の衣装デザインに移っていったようです。展覧会会場をキレイにするために描いていたわけじゃないから仕方なしと思うと同時に、高尚・序列主義的な公募展の当時のあり様が伝わるエピソードだと思いました。今の公募展は今の公募展で、様々に議論されているようです。
ところで司会の小野正嗣さんは芸大教授の布施英利さんをリスペクトしているのかしらん。


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2023年07月16日

日曜美術館 scribble_0716

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友よ!我らの美しき野は... 画家・三岸節子と長谷川春子
今回の日曜美術館は戦前戦後に活躍した二人の女流画家の特集でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/ZYQKKWV2ZR/
三岸節子さんは赤い花の絵の画家という印象があります。長谷川春子さんは三岸節子さんを公衆の面前で「非国民」と罵った人として、今日知りました。罵るのはよくないです。男性社会の中で女性の地位を開拓することを選んだ長谷川春子さん。長谷川春子さんの志は立派です。男性社会の中に美しき野があると見据え、男性と同じように働き、戦争画を描き、芸術家ではなくアジテーターとして活動し、戦犯扱いされることも受け入れたように見えます。三岸節子さんは、美術・芸術の野で自分の美を開拓することを選んだようです。自分は…どこで開拓しているのだろうと考えつつ、とりま友達を罵らないように気をつけます。
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2023年07月11日

世界絵画大賞展授賞式

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さしずめ画家はスタンド使い、作品はスタンドのようなw。
さる金曜日、第19回世界絵画大賞展の授賞式がありました。
東京は上野、東京都美術館の講堂で行われました。審査員の先生方による全体講評、大賞受賞者及び上位7名の講評と、協賛社賞までの方の賞状、副賞授与、そして出席された入選者の方の呼名がありました。
審査員は4名。遠藤彰子先生は大きな油絵を描く画家です。
http://akiko-endo.com/painter/
絹谷幸二先生はフレスコ画で鮮やかで強い絵を描く画家です(今回の式は欠席されました)。
https://kinutani.jp/
佐々木豊先生は油絵のマチエールを活かした魅力ある絵を描く画家です。
https://kokuten.com/3471
山下裕二先生は日本の美術を中心に研究されている美術史家です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E8%A3%95%E4%BA%8C
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このコンペは世界を見据え、行動は日本から、というねらいで毎年行われています。日本でファインアート、特に絵画を志す人間を育成し、これからの世界につなげていく、という願いが込められた絵画展です。昭和、平成、の時代から日本の美術界で大活躍されている実力の塊のような先生方の審査、講評を直に受けると、自分が次の手、次の作品を考えるきっかけになります。また、同業の方々と同席でき、知り合うことにもなります。
「スタンド使い同士ってのは……どういう理由か……
 正体を知らなくても…知らず知らずのうちに引き合うんだ…」みたいな気分を味わえました。みんな強いな、かっこいいな。会期は終了しましたが、作品はじきに世界堂のホームページで見ることができるでしょう。https://www.sekaido.co.jp/taishoten/
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暑い夏の、授賞式でした。



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2023年07月09日

日曜美術館 scribble0709

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日曜美術館、今日はかがくいひろしさんという絵本作家の特集でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/Z9249119YM/
絵本は表紙を見たことはありましたが早逝されているかただったとは。
教師の仕事を早期退職して絵本でやっていこうとした年で亡くなられるとは。
いろいろと考えさせられました。
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2023年07月02日

日曜美術館 scribble0702

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今週の日曜美術館は北脇昇と戦争と時代にフォーカスを当てた回でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/P5G4GLXL8Q/
戦争の頃だったせいで反体制の匂いのするシュールレアリスムアートは日本に根付かなかった、ということでしょうか。思想を絵で表現しようとする北脇画伯の絵はシュールレアリスムではなかったとも取れました。「国家が芸術を管理する」とか検挙されてから戦争画を描くようになる、とか『時局便乗者を一掃する』とか「国策に合う」とか、なんにせよ穏やかじゃありません。当時の日本は絵描きですら「絵筆を置いて」考えることの方が多かったのかしらん。とはいえ現代でも変わらない構図があるような。
絵とは何だろう。
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2023年07月01日

日曜美術館 scribble0625

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日曜美術館、板谷波山再放送でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/DW5VYXP855/
見直してみると再編集されたのかと思うほど新鮮な気持ちで見られました。記憶の不確かさ…。
アートシーンのアレックスダコルテが気になる次第。
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1809
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2023年06月25日

寝耳に水

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声枯れが1.5か月以上たつのに治りません。加えて耳がかゆいとか、鼻をかむとめまいがするとかの症状もあったので、耳鼻咽喉科に行きました。喉はまだ声帯が炎症しているとのことでお薬をもらいました。そして耳は、聞こえは問題ないので、ということで耳薬をもらいました。み、耳薬・・・?使い方は目薬と同じでしたが、さし方が文字通り寝耳に水。さらにそのまま5分間沐浴。人生初体験の投薬方法でした。耳に水(薬)が入ると、ノイズキャンセリング状態になり、世界の音が遠くなり、気分は水の中です。
割と気に入りました。
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2023年06月18日

日曜美術館 scribble0618

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マティス展
https://www.tobikan.jp/exhibition/2023_matisse.html
日曜美術館でマティス展が取り上げられました。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/5GV51JZ8ZJ/
ゲストには原田マハさん、朝吹真理子さん、会田誠さん、リトさん。多くの人が作家です。は、小野正嗣さんも作家ですね。作家さんがたくさん。色彩の魔術師マティスの絵を語るために言葉の魔術師たちが招へいされたかのようです…。
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2023年06月11日

日曜美術館 scribble_0611

現代アートはわからない?日曜美術館
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教育のめあてと現代アートの目標は、何が違うのだろう、と考えることができました。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/blog/bl/p70PrXddo7/bp/pvz0b8r34k/
「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」森美術館(東京)、という企画。切り口を限定して解説すると分かりやすくなります。教育の視点から現代アートをとらえると、現代アートは教育の手段だ、と言えると。経済の視点から、国家の視点から、ジェンダーの視点から…様々な視点で現代アートを考えることができるなあ。わからなくていいんだ、と言う宮島達男さんの次の言葉が聞きたかったです。「なぜなら…」
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2023年06月04日

日曜美術館 scribble0604

選 アートと音楽 坂本龍一×日比野克彦
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日曜美術館今回は追悼企画で坂本龍一さんが出ていました。2013年に放送されたものです。日比野克彦さんとアートと音楽について語り合っていました。前半、日比野さんの「見たいという欲望がアートにある」という話を受けて、後半、坂本さんが「(自分が)音を見たい、ということなんですね」とご自身の活動に当てはめる感じが素敵だなと思いました。人の考えや意見を聞き入れる丁寧さを坂本さんに感じました。ジョン・ケージとか、ヨーゼフ・ボイスとか、森の木の電位差とか。丁寧な、世界とのやり取り。アーチゾン美術館で開催されていたDUMB TYPE2022でもそれを感じ取ることができました。
https://www.artizon.museum/exhibition_sp/dumbtype/
美しいサラサラグレーヘアに見とれて、坂本龍一さんを俗っぽく見てしまう自分が恥ずかしい。改めてご冥福をお祈りします。
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2023年06月03日

日曜美術館 scribble0430

ポケモン工芸展の回でした。金沢の国立工芸館で、来週の6月11日(日)まで。https://kogei.pokemon.co.jp/
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謎解きクリエイターという肩書は知りませんでした。それぞれの作家さんの取り組みと作品を単純にすごいな面白いなと思いました。同時に、日本という国の芸術と、作家と、経済と娯楽それぞれの価値の置き所を考えてしまいました。
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2023年05月30日

東京都知事賞

第19回世界絵画大賞展 東京都知事賞を頂きました。
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体調が優れない日々が続いていますが、頼んでいた仮縁が届いたというので横浜の世界堂に買いに行きました。天気予報は終日雨。ただいっとき曇りになったので、思い切って家を出ました。ルミネの8階、世界堂横浜店へ。店員さんにていねいに梱包してもらったP100号の仮縁(ありがとうございました)を抱えて駅のホームにたどり着くと、まあ、雨。体調もやはりよくなくて、立ち眩みで視界が狭くなり変な汗をかきながら、必死で長いものを持って家に帰りつきました。すると。世界堂から絵画大賞展の審査通知書が届いていました。ヨンドゥボイスの頃搬入したものです。
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2枚のうち1枚が選外、もう一枚が都知事賞という審査結果でした。小池百合子賞!ビバ!東京都には何から何までお世話になり、心から感謝します。ありがとうございました。
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2023年05月28日

日曜美術館_scribble0528

日曜美術館、再放送。ジョー・プライスさん哀悼の意を表して。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/MK9X5KZ26M/
10年以上前の再放送で、司会は懐かしの井浦さん。プライスさんの若冲コレクションのおかげで、日本でも若冲にスポットが当たったそうです。「収集を始めて60年間、美術は喜びを与えてくれた。」に共感しました。
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