残暑お見舞い申し上げます。
お家で納涼するやぎべえとショーン。
いや、暑すぎます。酷暑が何十日も続き
すぎです。スーパーでアイスを買ったときに
ただでもらったドライアイスを、
水に投入してもくもくさせ、暑さを
紛らわしてみました。少し気持ちが和らぎました。
※ドライアイスの取り扱いにはお気をつけください。

デ・キリコ展に行ってきました。
https://www.tobikan.jp/exhibition/2024_dechirico.html
海を渡ってキリコの絵がたくさん東京都美術館に
集まりました。
マグリットやダリの先輩にあたるキリコさん。
やっぱりパイオニアってすごいな。いろいろな
シュールレアリスム絵画の基になっているのが
分かります。ご本人はマイペースだったの
でしょうけれども。
鑑賞者の若い数人の方が
「けい・・・てこれそもそもなんてよむん?やたらある」
「metaphysical(メタフィジカル)・・・」
「確かフリガナふってあって、けいじじょうて読むらしい」
「ふうん。これで覚えたわ。やたらある」
のような会話をされていました。
メタフィジカル。
メタバースとか、メタ認知とか、メタ言語のメタ。
形而上をメタフィジカルということを知りました。
かっこいい。どういうことかずいぶん考えさせられました。
身体・物理性の枠組みを超えた記憶…室内…。
タイトルにも注目する中で
「神秘的な脱衣室の下で」
だけクスリとしてしまいました
(ジャン・コクトーための版画)。
どんな脱衣室だ。
神秘的な、を頭につけると面白い言葉って
日常生活にわりとある気がします。
キリコさんの表現する取り組み方の自由さ、
自分の思いへの素直さをいいなと思いました。
舞台衣装もなんて言うか、原宿っぽくて。
立体作品もあるし見どころ満載の展覧会でした。

美術の教科書で見た
「街の神秘と憂鬱」
(女の子が自転車の車輪を転がしてる影のやつ)
はどこの美術館に所蔵されているのかしらん。
いつか鑑賞したいものです。
酷暑が続きますので
皆様どうぞご自愛ください。
次回はやぎべえ海沿いの美術館へゆく(予定)