2024年07月30日

ゆめみがさき駅展のご案内(5)

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Sky3 油彩S30 2012
第8回世界絵画大賞展 遠藤彰子賞

タイトルは、空を思い浮かべたシリーズ3作目の意味です。
やはり空間を意識しています。

保存状態が悪く、画面全体にエアキャップの跡がしっかりと
エンボス状についてしまいました。画材も試行錯誤中で、
アルキド系樹脂のペタペタがこんな風になるなんて。
油絵のメディウム選びは難しいと感じる1枚です。
せっかく特別な賞を頂いたのに、申し訳ありません。
また新たな展開を待つ絵となりました。
これもまた記憶の過程。めげずにいきます。
第8回世界絵画大賞展から会場が、
東京都美術館に移りました。

この絵では、
英国、Londonで目にした
景色の記憶を再構成しています。
この頃集中的にイギリスを訪れていました。
14時間で来る事ができる地続きの、寝て見る方の
「夢で行ったことのある世界」
というか。ここの全てが日常で、現実で、同時に
全てが自分の日常と交わらない感覚をもちました。

遠藤彰子先生に個人賞を頂いて、とても嬉しかったのを
覚えています。しかし当時審査員の
故本江邦夫先生からは、
「うまいが本人が見えてこない」
「そんなに褒められたい?」
等の講評をされ、鼻血が出るほど打ちのめされ、
おかげ様で新たな課題へとつながっていきました。

2012年おぼえがき
・スカイツリー開業
・多くの国で金環日食、日食、月食、金星の太陽面通過
・ロンドンオリンピック・パラリンピック開催
・コネチカット州で銃乱射事件
・山中伸弥教授ノーベル賞
・ダークナイトライジング(映画)
・アベンジャーズ(映画)

・予備校来の友人のお子が誕生!おめでとう!!
・大学同期の友人のお子も誕生!
・のだめカンタービレ読破
・英会話を試しに習い始める
・ポンピドーセンター関係者の知人に
ポンピドーセンターの中を案内してもらう。
ありがとうございました!

・サマソニ参戦
GROUPLOVE!
THE VACCINES!
LOSTPROPHETS(2012Ian逮捕・2013解散)
FRANZ FERDINAND!
GREEN DAY!
Sigur ros!
New Order!!
and more!!!

平行線・ゆめみがさき駅展開催
ホンマヨシコ(本間 佳子絵)の油絵の作品展示があります。
今回は主に、東京・新宿にある画材店が主催する
世界絵画大賞展で受賞した作品が展示されます。
銀座日動画廊ミニヨン展にも出品された小作品も展示予定です。

日常とパラレル(平行)に存在する世界の行き来をイメージして、
架空の路線と駅を想定しました。

過去と現在、日常と世界が往来するゆめみがさき駅に
どうぞお越しください。

会期:2024年10月9日(水)〜10月13日(日)
AM10:00〜PM6:00(最終日はPM4:00まで)
会場:アートスペース草
神奈川県川崎市幸区下平間144-51 2F /3F
JR横須賀線新川崎駅から徒歩7分
JR南武線鹿島田駅から徒歩1分
http://www.maroon.dti.ne.jp/space-sow/

STUDIO MAHON ホンマヨシコ kaiga@mahon.jp
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2024年07月15日

ゆめみがさき駅展のご案内(4)

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Is the Sky too High? 油彩S30 2011
第7回世界絵画大賞展 ラーソン・ジュール・ニッポン賞

タイトルは、ブラーのギタリスト、グレアム・コクソンの初ソロ
アルバム「Sky Is Too High」を意識しました。

この絵では、
英国、グラスゴーで目にした
景色の記憶を再構成しています。
ライブハウスで悪酔いし、
トイレで戻す悪夢の思い出を作る前に
撮ったそのライブハウスのスタッフや、
上下に入り組んだグラスゴーの街並みなど。

スタッフのお兄さんをサイズを変えて構成
しています。佐々木先生がその
(同モチーフを重ねて使う)手法を
あまり好きではないとおっしゃったのを
覚えています。画像処理的というか、
手段に走りすぎということかしらん、
と思いました。
この年は今では震災しか起きてないみたい
になってますが、世界中でいろいろなことが
起きていました。よく乗り越えた。苦難の年。
みなさんはどうでしたか。

2011年おぼえがき

・イランで飛行機墜落。ボーイング727
・東日本大震災
・世界各地で水害 震災 皆既月食
・ウサマ・ビンラディン殺害
・円相場が一時1ドル=75円になる
・北アイルランド中部で車に仕掛けられた爆弾が爆発
・ベラルーシで爆弾が爆発
・ロシアで自爆テロ
・パキスタンでテロ
・イラクでテロ
・スティーブ・ジョブズ亡くなる
・R.E.M.解散 Call it a day

・大学の同期の友人がご結婚
・母校で免許更新講習を受ける
・サマソニ参戦
THE ELEPHANT
MUTEMATH
BEADY EYE
THE MARS VOLTA
PANIC AT THE DISCO!
suede!!
X!!!and more!
・ペルセポリスを読む
https://www.basilico.co.jp/book/books/901784-66-8.html
・身内の葬儀

平行線・ゆめみがさき駅展開催
ホンマヨシコ(本間 佳子絵)の油絵の作品展示があります。
今回は主に、東京・新宿にある画材店が主催する
世界絵画大賞展で受賞した作品が展示されます。
銀座日動画廊ミニヨン展にも出品された小作品も展示予定です。

日常とパラレル(平行)に存在する世界の行き来をイメージして、
架空の路線と駅を想定しました。

過去と現在、日常と世界が往来するゆめみがさき駅に
どうぞお越しください。

会期:2024年10月9日(水)〜10月13日(日)
AM10:00〜PM6:00(最終日はPM4:00まで)
会場:アートスペース草
神奈川県川崎市幸区下平間144-51 2F /3F
JR横須賀線新川崎駅から徒歩7分
JR南武線鹿島田駅から徒歩1分
http://www.maroon.dti.ne.jp/space-sow/

STUDIO MAHON ホンマヨシコ kaiga@mahon.jp
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2024年07月06日

第20回世界絵画大賞展表彰式に行ってきました

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2024年7月5日(金)、上野の東京都美術館講堂で表彰式があり、出席してきました。
少し早めに東京都美術館(以下都美館))を目指して家を出ました。暑すぎるからです。それでも具合の悪くなった方が、出発時刻を過ぎた電車が止まっている駅のホームのベンチで駅員さんに介抱されてました。熱中症なのでしょう。このまま気温が上がり続けると、弱っている人は自然に淘汰されてしまいそうです。生き残る対策を・・・。
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午後の式や講評(フリートーク)中にお腹が鳴らないように栄養を補給しました。都美館の中は静かで涼しくてよかったです。次はキリコを見に来る予定。

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今回の入選作品の中には6歳の人の絵もあり、熟年プロデザイナーの人の絵もあり。例年以上にバラエティに富んでいました。あえて、違う理由で制作された絵を並列させるために審査が行われたように感じました。

表彰式では、絹谷先生に代わって審査員になった諏訪敦先生が登壇。審査員の平均年齢がぐっと若返りました。毎年ウィットに富んだ講評をされる佐々木豊先生は今年で20年目、御年89歳。お元気そうでしたが、近年の暑さで体調が心配です。遠藤先生も山下先生もまだまだお若いですが60代〜70代。高齢化社会、いずれ我が身、世代交代、等々いつもとちょっと違う感想をもった表彰式でした。
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ギャラリートークが始まり、個々の作品についての講評で、諏訪先生より「習い事、練習の成果物としての絵」「作家として描く」や、「(美術の流れの中で)非常に重要なことをしている」などの言葉がありました。世界絵画大賞展とは、「絵を描くのは楽しい」から描く人の絵も、「宣伝、売名、コンペを攻略したい」から描く人の絵も、「自己表現を追求したい」から描く人の絵も一緒に並んで展示されている展覧会なのだと気が付きました。
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ちなみにわたしは、19年前、自分の絵を現役で活躍されている著名な画家や専門家に講評していただき、よりよい次作につなげたいという思いで作品応募を始めました。その思いは今も変わりません。絵とは何か。という問いを常に持っています。20回目でやっと、毎回自分の問いの答えが出ている展覧会だった事に気が付きました。「絵とは様々である」なのです。次に来るのは「では自分はどうするか」。
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今回大賞を取られた方は、公立学校の美術の先生なのだそうです。本当にお疲れ様です。おめでとうございます。生徒も鼻が高いですね。くれぐれもお身体お大事に。わたしはアシーナ賞をいただきました。マーチンなどのカラーインクを扱う会社の賞です。ありがとうございます。また頑張ります。

佐々木豊先生、遠藤彰子先生、山下裕二先生、諏訪敦先生、第20回の審査・ご講評ありがとうございました。
暑いですが、どうぞ皆様ご自愛ください。

posted by まほん at 15:36| Comment(0) | TrackBack(0) | やぎべえ旅便り

ゆめみがさき駅展のご案内(3)

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Sky:2 油彩S30 2010
第6回世界絵画大賞展 ホルベイン画材賞

タイトルは、空を思い浮かべたシリーズ2作目の意味です。
空間を意識しています。
この絵では、
英国、Londonで目にした思い入れのある
景色の記憶を再構成しています。
今はなきLondonの老舗ライブハウス・ASTORIAとか。
https://en.wikipedia.org/wiki/London_Astoria
友人たちと見学して盛り上がったパブ・Filthy MacNasty’sとか。
(きたなくてばっちいさん、というような意味の店名。
The Libertinesの過去の愉快なギグの写真が
展示されていたのを見に行った)
https://londonist.com/2013/06/filthy-macnastys-closes-to-be-replaced-by-gastropub
ホースガードから見えるロンドンアイとか。

授賞式講評で、絹谷幸二先生に、
「(画面右下当たりを示して)ここ、
この描きたいところだけを描けばいいのに。」
というようなことを言われたことが記憶にあります。
画面右下は、Filthy MacNasty’sが反射する
お店のショーウィンドウの部分。確かに
リフレクション(反射)がきれいだと強く感じていました。

自分が気付かない自分の一面に気付けるのが
表現することでよいことの一つだと思います。

2010年おぼえがき

・小惑星探査機はやぶさが帰還
・記録的猛暑で死者
・ハイチで大地震
・イギリスでキャメロン新首相・保守党
・映画インセプション
・「今年の漢字」が「暑」


・近所の少し広いところに引っ越し
・三崎口で友人たちと海水浴
・イギリス旅行で初グラスゴーに行き、
ライブハウスで悪酔いし、
トイレで戻す悪夢の思い出を作る
・壁画ラボ忘年会参加
・サマソニ参戦
RICHARD ASHCROFT!
スマパン(SMASHING PUMPKINS)!
TDCC(TWO DOOR CHINEMA CLUB)!
BRMC(BLACK REBEL MOTORCYCLE CLUB)!
EELS!
永ちゃん!and more!!!(この年すごい)





平行線・ゆめみがさき駅展開催
ホンマヨシコ(本間 佳子絵)の油絵の作品展示があります。
今回は主に、東京・新宿にある画材店が主催する
世界絵画大賞展で受賞した作品が展示されます。
銀座日動画廊ミニヨン展にも出品された小作品も展示予定です。

日常とパラレル(平行)に存在する世界の行き来をイメージして、
架空の路線と駅を想定しました。

過去と現在、日常と世界が往来するゆめみがさき駅に
どうぞお越しください。

会期:2024年10月9日(水)〜10月13日(日)
    AM10:00〜PM6:00(最終日はPM4:00まで)
会場:アートスペース草
    神奈川県川崎市幸区下平間144-51 2F /3F
JR横須賀線新川崎駅から徒歩7分
    JR南武線鹿島田駅から徒歩1分
    http://www.maroon.dti.ne.jp/space-sow/

STUDIO MAHON ホンマヨシコ kaiga@mahon.jp


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