
2024年3月10日の日曜美術館は
「マティス 色彩の冒険 南仏・タヒチへの旅」の回でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/QJ7Y6WM5NP/いや、南仏コリウール、青が美しい。景色の写真見ごたえがあります。掘り下げた記事もあります。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/blog/bl/p70PrXddo7/bp/pJ1lgmRzd9/展覧会「マティス 自由なフォルム」が5/27まで国立新美術館(東京・港区)で開催中 です。
別の番組で得た情報ですが、マティスがピカソに鳩を贈って、ピカソがその鳩を描いて、その鳩が平和の象徴になっていったのだとか。マティスとピカソ、いい関係ですね。
ピカソは子供の頃鳩を激烈上手に描いて、画家だったピカソのお父さんが筆を折ったというエピソードもありますね。
鳩と平和と言えば、ベン・シャーンの鳩のポスターも好きです。
61歳でタヒチに行ったり、ファカラバ島 で泳いだり、77歳でヴァンスで教会をプロデュースしたり、病を患っていたにもかかわらず精力的に制作を続けるマティス。その意欲の源と、後年のマティスのさばさばした作風の背景を探るような、仮説を当てはめようとするような回でした。いやあ景色がきれい。4Kで見たかった。
若かりし頃、具合が悪いとき療養で出会った画材に触れて「これがわたしの人生だと分かった」というエピソード。マティスは分かった、と言い切ったことを生涯かけて証明しようとし続けた真面目な人だったのかな、と思いました。
マティスさんが長い棒の先に木炭(多分。コンテかな。)をつけて大きなエスキースを描いている姿がとても好きです。