
日曜美術館、9月10日はレンブラントの夜警についてでした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/YMWX4R4PZ4/
8K高詳細、凄いですね。司会の小野さんの手が泳いでしまう程見えてしまうんですね。絵画の原画の価値は「例えばコレクターが絵を買う時、総額の1/3は絵肌の味わいに、1/3は色彩の魅力に支払うと言っていい」(※世界絵画大賞展 佐々木豊先生の審査員講評より抜粋https://www.sekaido.co.jp/taishoten/19th/shinsa/)と言われることもあるように、その原画の組成によって決まるのかなと思いました。ただし原画至上主義には疑問を呈します。
デジタル上の視覚芸術は、画面を映し出すモニターという媒体で絵肌が統一されます。モニターを製造した会社の商品の仕様です。出力された画像もプリンター等の機能による絵肌に統一されます。それでも価値はピンキリです。また、例えば日本の浮世絵の作品に於いて、版画を同じ作者の肉筆画より好む人もいます。見る側が何を見たくて何を感じたいかが大事です。門外不出のレンブラント作品を楽しむ方法としての8K、ありだなぁと思いました。
ちなみにわたしは、キャンバスか板か、とか反射がマチエールが環境が額縁が匂いがクラックが…、と実際に見て思う絵肌・色彩派です。絵の厚さが気になってつい横から見てしまいますw。