2023年07月31日

Ulster Fry scribble_20230101

年末年始、遠くに住んでいる友人夫婦のお家に遊びに行きました。
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Lagan Meadowsという美しい川沿いの小径を散歩したり、アルスターフライをふるまっていただいたり。ほかにもたくさんお世話になりました。どうもありがとう。
アルスターフライとは。イギリスの朝ご飯には、English breakfast という定番の朝ごはんがあります(白いご飯にお味噌汁、鮭、海苔、卵焼き、ほうれんそうのお浸し、そしてお漬物と言えば日本の定番の朝食、の定番)。そのEnglish Breakfastの、アルスター地方版が、Ulster Fryです。給食にたまに出るジェリーフライを想像してしまうかもしれませんが、違います。コロッケでもなく、ゼリーのフライでもなく、アルスターという食材のフライでもありません。
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English breakfastと違ってUlster fryには、 fried soda bread and potato farls がのっています。
フライパンでソーセージとベーコンを炒め、香りや味のついた油でpotato farls を炒めて、なんならsoda bread、トマトも炒めていただきます。ちなみに"fry"は揚げる、炒めるの両方の意味があります。Ulsterはアイルランド島北東部に位置する地方です。
主観で説明すると、soda breadは日本のおされパン屋さん等で売られている、欧州っぽいパン。potato farls はジャガイモパン。いももちのパン寄りのイメージです。友人宅でごちそうになったUlster Fryは今まで食べたfull breakfast系朝ごはんの中で一番おいしかったです。
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日曜美術館 scribble0730

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NHK日曜美術館 今日は甲斐荘楠音という大正時代の日本画家を紹介する回でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/K9W29JWV2G/
「ぼっけえ きょうてえ」の人だ!と気が付きました。怪奇小説の表紙画で強烈な印象の絵。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BC%E3%81%A3%E3%81%91%E3%81%88%E3%80%81%E3%81%8D%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%A6%E3%81%88
美術家の森村泰昌さんをゲストに、東京ステーションギャラリーhttps://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.aspで8/27まで開催されている、甲斐荘楠音(かいのしょうただおと)展を紐解いていました。
森村さんは絵画の登場人物になりきる人です。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E6%9D%91%E6%B3%B0%E6%98%8C
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ステーションギャラリーの階段。
楠音さんは土田麦僊の拒否エピソード(穢い絵は会場を穢くするからあれは遠慮してください)後、徐々に映画の衣装デザインに移っていったようです。展覧会会場をキレイにするために描いていたわけじゃないから仕方なしと思うと同時に、高尚・序列主義的な公募展の当時のあり様が伝わるエピソードだと思いました。今の公募展は今の公募展で、様々に議論されているようです。
ところで司会の小野正嗣さんは芸大教授の布施英利さんをリスペクトしているのかしらん。


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2023年07月16日

日曜美術館 scribble_0716

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友よ!我らの美しき野は... 画家・三岸節子と長谷川春子
今回の日曜美術館は戦前戦後に活躍した二人の女流画家の特集でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/ZYQKKWV2ZR/
三岸節子さんは赤い花の絵の画家という印象があります。長谷川春子さんは三岸節子さんを公衆の面前で「非国民」と罵った人として、今日知りました。罵るのはよくないです。男性社会の中で女性の地位を開拓することを選んだ長谷川春子さん。長谷川春子さんの志は立派です。男性社会の中に美しき野があると見据え、男性と同じように働き、戦争画を描き、芸術家ではなくアジテーターとして活動し、戦犯扱いされることも受け入れたように見えます。三岸節子さんは、美術・芸術の野で自分の美を開拓することを選んだようです。自分は…どこで開拓しているのだろうと考えつつ、とりま友達を罵らないように気をつけます。
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2023年07月11日

世界絵画大賞展授賞式

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さしずめ画家はスタンド使い、作品はスタンドのようなw。
さる金曜日、第19回世界絵画大賞展の授賞式がありました。
東京は上野、東京都美術館の講堂で行われました。審査員の先生方による全体講評、大賞受賞者及び上位7名の講評と、協賛社賞までの方の賞状、副賞授与、そして出席された入選者の方の呼名がありました。
審査員は4名。遠藤彰子先生は大きな油絵を描く画家です。
http://akiko-endo.com/painter/
絹谷幸二先生はフレスコ画で鮮やかで強い絵を描く画家です(今回の式は欠席されました)。
https://kinutani.jp/
佐々木豊先生は油絵のマチエールを活かした魅力ある絵を描く画家です。
https://kokuten.com/3471
山下裕二先生は日本の美術を中心に研究されている美術史家です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E8%A3%95%E4%BA%8C
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このコンペは世界を見据え、行動は日本から、というねらいで毎年行われています。日本でファインアート、特に絵画を志す人間を育成し、これからの世界につなげていく、という願いが込められた絵画展です。昭和、平成、の時代から日本の美術界で大活躍されている実力の塊のような先生方の審査、講評を直に受けると、自分が次の手、次の作品を考えるきっかけになります。また、同業の方々と同席でき、知り合うことにもなります。
「スタンド使い同士ってのは……どういう理由か……
 正体を知らなくても…知らず知らずのうちに引き合うんだ…」みたいな気分を味わえました。みんな強いな、かっこいいな。会期は終了しましたが、作品はじきに世界堂のホームページで見ることができるでしょう。https://www.sekaido.co.jp/taishoten/
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暑い夏の、授賞式でした。



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2023年07月09日

日曜美術館 scribble0709

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日曜美術館、今日はかがくいひろしさんという絵本作家の特集でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/Z9249119YM/
絵本は表紙を見たことはありましたが早逝されているかただったとは。
教師の仕事を早期退職して絵本でやっていこうとした年で亡くなられるとは。
いろいろと考えさせられました。
posted by まほん at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2023年07月02日

日曜美術館 scribble0702

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今週の日曜美術館は北脇昇と戦争と時代にフォーカスを当てた回でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/P5G4GLXL8Q/
戦争の頃だったせいで反体制の匂いのするシュールレアリスムアートは日本に根付かなかった、ということでしょうか。思想を絵で表現しようとする北脇画伯の絵はシュールレアリスムではなかったとも取れました。「国家が芸術を管理する」とか検挙されてから戦争画を描くようになる、とか『時局便乗者を一掃する』とか「国策に合う」とか、なんにせよ穏やかじゃありません。当時の日本は絵描きですら「絵筆を置いて」考えることの方が多かったのかしらん。とはいえ現代でも変わらない構図があるような。
絵とは何だろう。
posted by まほん at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2023年07月01日

横浜市民ギャラリー

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横浜市民ギャラリーで受付当番をしました。
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桜木町駅から小道を歩き、階段を上って坂道を上ると横浜市民ギャラリーがあります。
https://ycag.yafjp.org/our_museum/
きれいで落ち着いた市民ギャラリーです。送り迎えの無料バスもありますが、道の途中に素敵なお店もあるので、歩いていくのもいいと思います。
https://www.crony-club-anytime.com/
青いお皿を買いました。
posted by まほん at 17:23| Comment(0) | TrackBack(0) | やぎべえ旅便り

日曜美術館 scribble0625

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日曜美術館、板谷波山再放送でした。
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/DW5VYXP855/
見直してみると再編集されたのかと思うほど新鮮な気持ちで見られました。記憶の不確かさ…。
アートシーンのアレックスダコルテが気になる次第。
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1809
posted by まほん at 13:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記